公認心理師国試対策:ブループリントの分析③

公認心理師国家試験対策 ブループリント




あっという間に3月が終わろうとしていますね…。もうすぐ新年度に!
公認心理師試験も近づいてきています( ノД`)

少し間があいてしまいましたが、、今日は公認心理師国家試験対策:ブループリントの分析第3弾。
大項目7~8について分析し、試験対策を考えてみたいと思います。

ブループリントの分析①、②をまだご覧になっていない方はまずはコチラをご覧ください。

公認心理師試験対策

公認心理師国試対策:ブループリントの分析①

10/03/2018
公認心理師試験対策

公認心理師国試対策:ブループリントの分析②

16/03/2018

7「知覚及び認知」


「知覚及び認知」の出題割合は2%です。
問題が150~200問と仮定し、問題数にして3~4問

「心理学における研究」や「心理学に関する実験」と同様、問題として取り上げられるのは本当に重要な点のみになってくると思います。
なんせ2%ですから…。

キーワードを見ると、“心理物理学”や“物体・シーンの知覚”といったバリバリの基礎!という用語から、“注意”や“失認”、“記憶障害”など臨床をやっていれば多少なじみがあるような用語まで様々です。
しかし、問題数が3~4問となった時に、あえてマニアックな問題が出るでしょうか??!
もちろん、絶対とは言い切れませんが・・・可能性としては低いのではないでしょうか。

私が出題者だったら、クライエント理解に役立てるための基礎心理学的な知識を問うかな?と思います。
中項目の一つ目、<人の感覚・知覚の機序及びその障害>であれば、“知覚の可塑性”、“注意、意識、失認”あたりの知識は臨床をおこなう上でも必要です。
中項目の二つ目、<人の認知・思考の機序及びその障害>で挙げられているキーワードは比較的どれも大事ですね。“記憶”に関しては、様々な疾患や障害とも絡んでくるので、特に重要だと思います。

現任者講習会テキストでは、p.238~240「知覚」、p.241~243「認知」で取り上げられています。
公認心理師エッセンシャルズでは、P.14~15の見開き2ページです。

公認心理師エッセンシャルズでは、具体的な障害や疾患名についても記載されていますので、それらの機序などについては理解しておくと良いかもしれません。

【ポイント】基礎心理学というだけで苦手意識を持っている人がいますが、“クライエント理解に役立つ”という視点から、勉強する範囲や優先順位を考えると〇



8「学習及び言語」


「学習及び言語」も出題割合は2%です。
問題が150~200問と仮定し、問題数にして3~4問

中項目の一つ目、<人の行動が変化する過程>については、どれも大事そうなキーワードですね・・。特に、学習理論、学習心理学は行動療法の基礎になる知識なので。そのため、これらを単独で勉強するというよりも行動療法とセットで勉強すると良いかなと思います。
中項目の二つ目、<言語の習得における機序>で挙げられているキーワードで外せないものとしては、“失語症”と“ディスレクシア”でしょうか(もちろん、他のキーワードも大切だとは思いますが優先順位的に)。

現任者講習会テキストでは、p.244~248「学習・言語」で取り上げられています。
公認心理師エッセンシャルズでは、P.16~17の見開き2ページです。

個人的には、学習理論については少し力を入れて勉強した方が良いと思います。

【ポイント】学習理論、学習心理学は行動療法とセットで勉強して理解を深めると〇

最後に・・・

今回紹介した単元はいずれも出題割合が約2%(3~4問)です。確実に出そうな(重要な)部分は落とさないように少し力を入れて覚えたほうが良いと思います(例えば、記憶に関する知識や学習理論)。
一方、マニアックな問題が出る可能性は低いと思いますので、あまり深く勉強しすぎないように気を付けたほうが良いかもしれません。絶対に出ないとは言い切れませんが、出題割合を考えると出ても1問ぐらいでしょう。
それなら捨て問にした方が効率的です。。

「知覚及び認知」と「学習及び言語」は心理学検定 一問一答問題集[A領域]に含まれています。
特に大事な部分だけが載っていますので、これを使って重要な部分だけサクッと覚えると良いかも?「サクッと」と言っても私もまだ覚えていません。。これから頑張ります!みなさんも、まだ時間はありますので、あまり焦らずに頑張りましょう^^