感情・動機系SR ★★★☆
「セルフ・ハンディキャッピング」とは?失敗の言い訳を先に用意する心理
「セルフ・ハンディキャッピング」の意味をひと言でいうと
失敗したときの言い訳を、あらかじめ自分で用意しておく心理です。
あるある!こんな場面ありませんか?
- テスト前に「全然勉強してない」と言っておく
- 大事な発表の前に「準備する時間がなかった」と予防線を張る
- あえて本番直前まで練習を先延ばしにしてしまう
なぜ起きる?心理学的なメカニズム
失敗した場合は「本気を出していなかったから」と自尊心を守り、成功した場合は「不利な状況でもやれた」と評価を高められる、自己防衛的な行動戦略です。エドワード・ジョーンズとスティーブン・バーグラスが1978年の実験で命名しました。先延ばし行動の心理的背景の一つとしても説明に用いられます。
公認心理師試験でおさえておきたいポイント
自己奉仕バイアスと関連づけて、自己防衛的な認知・行動のパターンとして問われやすいテーマです。
理解度チェック
Q. 失敗の言い訳を前もって用意しておく心理を何という?
A. セルフ・ハンディキャッピングです。
ABOUT ME
大学教員/公認心理師/臨床心理士/生成AIパスポート/ペンギン本シリーズ(翔泳社)執筆者のひとり。著書に『こころの道具箱 臨床心理学エッセンス203』(KADOKAWA)など。
2017年に、公認心理師を目指す人のための情報サイト「公認心理師ドットコム」を開設しました。これまでは試験対策を中心に発信してきましたが、リニューアルを機に、「心理学をゆるく知る。公認心理師をちゃんと知る。」をテーマにサイトを一新。
心理学用語や心理学者をキャラクターや物語で楽しく紹介する図鑑のほか、公認心理師を目指すための学び、資格取得後の仕事や働き方についての情報をお届けしています。