認知・判断系R ★★☆☆
「自己奉仕バイアス」とは?成功は自分、失敗は環境のせいにする心理
「自己奉仕バイアス」の意味をひと言でいうと
成功は自分の実力のおかげ、失敗は環境や運のせいだと考える心理です。
あるある!こんな場面ありませんか?
- テストの点が良いと「自分が頑張ったから」、悪いと「問題が難しすぎた」と思う
- 仕事がうまくいくと自分の実力、失敗すると環境や運のせいにする
- 試合に勝つと「実力通り」、負けると「審判が悪かった」と感じる
なぜ起きる?心理学的なメカニズム
自尊心を守るための無意識の防衛反応で、成功は内的要因(自分の能力・努力)に、失敗は外的要因(状況・運・他者)に原因を帰属させる傾向です。帰属理論を発展させたバーナード・ワイナーらの研究で体系化されました。
公認心理師試験でおさえておきたいポイント
対応バイアス(基本的帰属の誤り)との対比で問われやすいテーマです。「他人の失敗は性格のせい、自分の失敗は状況のせい」という非対称性がポイントになります。
理解度チェック
Q. 成功は自分の手柄、失敗は他のせいにする心理を何という?
A. 自己奉仕バイアスです。
ABOUT ME
大学教員/公認心理師/臨床心理士/生成AIパスポート/ペンギン本シリーズ(翔泳社)執筆者のひとり。著書に『こころの道具箱 臨床心理学エッセンス203』(KADOKAWA)など。
2017年に、公認心理師を目指す人のための情報サイト「公認心理師ドットコム」を開設しました。これまでは試験対策を中心に発信してきましたが、リニューアルを機に、「心理学をゆるく知る。公認心理師をちゃんと知る。」をテーマにサイトを一新。
心理学用語や心理学者をキャラクターや物語で楽しく紹介する図鑑のほか、公認心理師を目指すための学び、資格取得後の仕事や働き方についての情報をお届けしています。