認知・判断系R ★★☆☆
「サンクコスト効果」とは?もったいなくてやめられない心理
「サンクコスト効果」の意味をひと言でいうと
すでに支払ってしまったお金や時間(サンクコスト)がもったいなくて、やめる決断ができなくなる心理です。
あるある!こんな場面ありませんか?
- つまらない映画でも「お金を払ったから」と最後まで見てしまう
- 効果を感じないサプリでも「もったいないから」と飲み続けてしまう
- 長年続けた習い事を、合わなくなってもやめられない
なぜ起きる?心理学的なメカニズム
すでに投じた時間・お金・労力(埋没費用)は将来の意思決定に本来影響しないはずですが、それを「損失」として惜しむ心理(損失回避)が働き、非合理な継続判断をしてしまいます。行動経済学のプロスペクト理論とも深く関連する現象です。
公認心理師試験でおさえておきたいポイント
損失回避・プロスペクト理論とセットで頻出です。カウンセリング場面でも「やめられない」相談の背景要因として理解しておくと役立ちます。
理解度チェック
Q. すでに投資した分がもったいなくてやめられなくなる心理を何という?
A. サンクコスト効果です。
ABOUT ME
大学教員/公認心理師/臨床心理士/生成AIパスポート/ペンギン本シリーズ(翔泳社)執筆者のひとり。著書に『こころの道具箱 臨床心理学エッセンス203』(KADOKAWA)など。
2017年に、公認心理師を目指す人のための情報サイト「公認心理師ドットコム」を開設しました。これまでは試験対策を中心に発信してきましたが、リニューアルを機に、「心理学をゆるく知る。公認心理師をちゃんと知る。」をテーマにサイトを一新。
心理学用語や心理学者をキャラクターや物語で楽しく紹介する図鑑のほか、公認心理師を目指すための学び、資格取得後の仕事や働き方についての情報をお届けしています。