社会・集団系N ★☆☆☆
「同調」とは?周りに合わせてしまう心理
「同調」の意味をひと言でいうと
自分の意見や行動を、周囲の多数派に合わせてしまう心理です。
あるある!こんな場面ありませんか?
- 飲み会で本当は違うお店に行きたかったのに、多数派の意見に合わせてしまう
- 会議で自分だけ違う意見だと、発言しづらくて黙ってしまう
- 流行っているものを、よくわからないままなんとなく取り入れてしまう
なぜ起きる?心理学的なメカニズム
同調には、正しい判断をしたいという「情報的影響」(周りの行動を判断材料にする)と、集団から浮きたくないという「規範的影響」(人間関係を維持したい)の2種類があります。ソロモン・アッシュの線分実験では、明らかに間違った答えでも周囲に合わせてしまう被験者が多数観察されました。
公認心理師試験でおさえておきたいポイント
アッシュの同調実験は非常によく出題されます。服従(ミルグラム実験)との違い(権威への服従か、対等な集団への同調か)を問われることも多いです。
理解度チェック
Q. 周囲の多数派に合わせて自分の意見を変えてしまう心理を何という?
A. 同調です。
ABOUT ME
大学教員/公認心理師/臨床心理士/生成AIパスポート/ペンギン本シリーズ(翔泳社)執筆者のひとり。著書に『こころの道具箱 臨床心理学エッセンス203』(KADOKAWA)など。
2017年に、公認心理師を目指す人のための情報サイト「公認心理師ドットコム」を開設しました。これまでは試験対策を中心に発信してきましたが、リニューアルを機に、「心理学をゆるく知る。公認心理師をちゃんと知る。」をテーマにサイトを一新。
心理学用語や心理学者をキャラクターや物語で楽しく紹介する図鑑のほか、公認心理師を目指すための学び、資格取得後の仕事や働き方についての情報をお届けしています。