認知・判断系R ★★☆☆
「アンカリング効果」とは?最初の情報に引っ張られる心理
「アンカリング効果」の意味をひと言でいうと
最初に提示された数字や情報(アンカー)に、その後の判断が引っ張られる心理です。
あるある!こんな場面ありませんか?
- 「定価1万円→今なら5千円」と言われると、5千円がすごく安く感じる
- 不動産の内見で最初に高い物件を見せられると、次の物件が割安に感じる
- 交渉で先に金額を提示した方が、その後の話し合いを有利に進めやすい
なぜ起きる?心理学的なメカニズム
最初に提示された数字(アンカー)が基準点として記憶に残り、その後の判断がその基準に引きずられます。ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーが1974年の論文でヒューリスティクスの一つとして提唱し、行動経済学の基礎理論となりました。
公認心理師試験でおさえておきたいポイント
カーネマン・トヴェルスキーの判断とヒューリスティクス研究は、公認心理師試験でも頻出のテーマです。
理解度チェック
Q. 最初に見た数字に後の判断が影響される効果を何という?
A. アンカリング効果です。
ABOUT ME
大学教員/公認心理師/臨床心理士/生成AIパスポート/ペンギン本シリーズ(翔泳社)執筆者のひとり。著書に『こころの道具箱 臨床心理学エッセンス203』(KADOKAWA)など。
2017年に、公認心理師を目指す人のための情報サイト「公認心理師ドットコム」を開設しました。これまでは試験対策を中心に発信してきましたが、リニューアルを機に、「心理学をゆるく知る。公認心理師をちゃんと知る。」をテーマにサイトを一新。
心理学用語や心理学者をキャラクターや物語で楽しく紹介する図鑑のほか、公認心理師を目指すための学び、資格取得後の仕事や働き方についての情報をお届けしています。