認知・判断系N ★☆☆☆
「心理的リアクタンス」とは?押しつけに反発したくなる心理
「心理的リアクタンス」の意味をひと言でいうと
「〜しなさい」と強く言われるほど、反発して逆の行動を取りたくなる心理です。
あるある!こんな場面ありませんか?
- 「見るな」と言われると余計に見たくなる
- 親に「勉強しなさい」と言われた瞬間、やる気が失せる
- 「あと1点」と書かれていると、逆に欲しくなる
なぜ起きる?心理学的なメカニズム
自分の選択の自由が脅かされたと感じると、その自由を取り戻そうとする心理的な反発が生まれます。1966年にジャック・ブレームが提唱した「心理的リアクタンス理論」がもとになっており、説得やマーケティングの分野でも、押しつけがましい表現がかえって逆効果になる現象として注目されています。
公認心理師試験でおさえておきたいポイント
動機づけ心理学の分野で、健康教育など行動変容の支援との関連で出題されることがあります。押しつけない伝え方(動機づけ面接など)とあわせて理解しておくと実務にも役立ちます。
理解度チェック
Q. 自由を制限されると感じたときに反発したくなる心理を何という?
A. 心理的リアクタンスです。
ABOUT ME
大学教員/公認心理師/臨床心理士/生成AIパスポート/ペンギン本シリーズ(翔泳社)執筆者のひとり。著書に『こころの道具箱 臨床心理学エッセンス203』(KADOKAWA)など。
2017年に、公認心理師を目指す人のための情報サイト「公認心理師ドットコム」を開設しました。これまでは試験対策を中心に発信してきましたが、リニューアルを機に、「心理学をゆるく知る。公認心理師をちゃんと知る。」をテーマにサイトを一新。
心理学用語や心理学者をキャラクターや物語で楽しく紹介する図鑑のほか、公認心理師を目指すための学び、資格取得後の仕事や働き方についての情報をお届けしています。