公認心理師関連のオススメ図書(第1回公認心理師試験用)

心理学や公認心理師関連の図書を紹介します。
***第1回公認心理師試験のための情報です****
2019年はたくさんの本が出版され、選択肢が増えています。

今後、新しい本が続々と出てくることが予想されますので、随時更新していきたいと思います。

現任者講習会テキスト

試験対策としては不十分な部分もあるかと思いますが、安いですし買っておいて損はないと思います。
現任者講習を受講できない人も購入可能です。

「公認心理師の基礎と実践」シリーズ

「公認心理師の基礎と実践」シリーズの第1巻は、現任者講習会で扱われる「公認心理師の職責」とほぼ同じ内容になっています。

第1巻の目次
公認心理師の基礎と実践シリーズ

公認心理師の職責

文字の色で対応させています
現任者講習会で公認心理師の職責について「もう少し勉強しないと!」と思った方や講習会に参加していないので「勉強しなきゃ!」と思われる方には適しているかもしれません。

公認心理師について知るための本

そもそも公認心理師とは?公認心理師の大枠について掴むのにオススメの本です。

これまで多領域で活躍してきた心理職が名実ともに国家資格化され、2015年より「公認心理師」として認可された。心理職にとって地殻変動に等しいこの国家資格化によって、職能や職域および教育や研修はどのように変動するのか? 多職種との協働はどのような質的変化を生むのか? 国家資格取得のための制度的変更点はどのようなものか?「医療・保健領域」「福祉領域」「教育・学校領域」「司法・矯正領域」「産業・組織領域」という主要5領域における他機関・他職種連携の期待と課題を各領域の専門家が語り、各職域の課題について心理職が語る相互コミュニケーションスタイルによって、新たな公認心理師の実像を鮮やかに描いていく。国家資格化によって浮上する多様な疑問に応える「必携公認心理師ガイド」。
金剛出版HPより

2月末に有斐閣から発売された「公認心理師エッセンシャルズ」は、公認心理師の職責と関係行政論についても学ぶことが出来ます。ブループリントにも対応していますし、お値段もそこまで高くないのでオススメです!

最新の精神疾患について知るための本

公認心理師では、“精神医学を含む医学に関する知識”が重要視されていますので、精神疾患についてもしっかりと押さえておいた方が良いと思います。

医学書院から出ている「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法」は、既に臨床に出ている人からすると少し物足りない本ではありますが、精神疾患や精神科医療について概要を掴むのには適していると思います。
また、第10章では<関連する法規と制度>についても取り上げられていますので、その点もこの本をおすすめする理由の一つです。
さらに!
公認心理師現任者講習の内容を見ていただければ分かると思いますが、講習会の内容はこの「公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法」でかなりの部分がカバーできます

 

DSMについても2013年に大幅な改訂が行われましたので、これを機会に確認すると良いかもしれません。というか必須かと!

公認心理師国家試験に向けて:DSM-5の勉強は必要!

薬物療法・薬についての知識を深めるための本

脳・神経系の知識を深めるための本

イラストが豊富で非常に分かりやすいです。

基礎知識を深めるための本

国家試験が実施されると試験対策の本もどんどん出てくるでしょう。
しかし、現時点では“公認心理師試験対策”と銘打った本はありません。
そのため、現時点では「心理学検定」のテキストを使用することをおすすめします。
心理学検定のテキストをオススメする理由はコチラ↓

公認心理師国家試験に向けて:基礎知識の補充は「心理学検定」のテキストで!

・A領域(原理・研究法・歴史/学習・認知・知覚/発達・教育/社会・感情・性格/臨床・障害)

・B領域(神経・生理/統計・測定・評価/産業・組織/健康・福祉/犯罪・非行)

・基本キーワード集

・問題集

その他の本

公認心理師の試験がまだ行われていない現時点では、臨床心理士試験の過去問(特に最新のもの)を抑えておくと良いかもしれません。

おすすめの心理学図書

特に公認心理師に関するものではありませんが、個人的におすすめの心理学図書です。